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ありがとう湯屋小学校 さようなら湯屋小学校

自然に恵まれた小坂町に 今ではとっても珍しい木造で建てられた湯屋小学校があります。
国有林から切り出されたマサメヒノキと呼ばれる大木が玄関に4本立ち並び
木のぬくもりと力強さを感じる素晴らしい学校です。
その学校が 閉校を迎えました。
二階の窓に ありがとう湯屋小学校と張り紙がしてありました。

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湯屋小学校にはたくさんの思い出が詰まっています。
磨きあげられた廊下 歩くたびにぎしっとぎしっという床 一段一段か丸みをおびた階段!

怖そうな標本のある理科室
映画であった、学校の怪談の撮影場所の候補にもあがったくらい 赴きのある素敵な学校です。

子供たちは湯屋小中の床を雑巾で丁寧に 磨いているため すっごく輝いているのです。

近年 人形劇団京芸さんによる キャプテングックの上演や
弓削田くん比留間くんの 七夕の宵のコンサートが開き湯屋小での思い出づくりをしてきました。
そのたびに 思ったのは なくなることの寂しさです。

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地域の大切な場所 それが学校ですが 最近は生徒も減り続け 30数名のようで 統合は時代のながれなんですね。

でも この思い出のつまった校舎は どうかして残して欲しいと思います。

そのために 何かいい考えはないのでしょうか?
ある地域では 木造校舎が ハム工場になったと聞きます。
映画の撮影場所や 大工の卵を育てる訓練校 アーティストを呼び
アトリエにしてもらうなど いい考えはないのでしょうか?

古いものほど 大切にしていきたいと心から思います。

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ゴッティ

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木造校舎での最後の読み聞かせ

3月14日

いよいよ湯屋小学校も3月26日には 閉校となります。
寂しさを感じながら 糸でんわによる最後の読み聞かせの会が行われました。

先日 岐阜のサラマンカホールで 公演した あほろくの川たいこです。
岐阜の輪中地帯の話で毎年悩まされる川の氾濫
これを 太鼓を鳴らして逃げるよう皆に知らせたというお話です。

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今回は 小坂の達人 田立泰彦さんが絵を描き 小坂の達人である北條多美江さんとその仲間が読み聞かせをしました。

最後を締めくくる素晴らしい読みとお話に子供達は陶酔していきました。
昨年起きた東北大震災でも自分の危険を省みず 逃げるよう無線を流し続けた人と重なり深い内容に胸がじーんとしました。
とてもいいお話でした。

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その後 読み聞かせが始まってからの 12年間の感謝祭が行われ
子供達から 一言添えられた花束と 感謝文が渡され いっそう閉校する寂しさが感じられたのでした。

晴れ行く空に御嶽の名峰つなぐゆたかさよ~

と 子供たちによる お礼のための 湯屋小学校校歌!
子供達は めったに聞くことのなかった 3番まで歌ってくれました。

この木造校舎は 先人の方たちの伝統と文化を継承してきた今では珍しい木造校舎です。
廊下、床は子供たちによって磨きあげられ光っています。
古い物が光を帯びるということは それだけ大切に磨きあげられてきた伝統があるからです。
何とかこの校舎を残したい そう思わずにはいられません。

湯屋小学校には 暖かい思い出がいっぱい詰まっています。


ゴッティ

プロフィール

team-GANDATE

Author:team-GANDATE
今日もどこかで小坂の魅力を探しているよ。五人集まれば文殊の知恵。
みんなで紡ぐ小坂の未来。

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